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  1. 静岡市議会 2009-06-30
    平成21年 総務委員会 本文 2009-06-30


    取得元: 静岡市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-05-18
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1                  午前10時開議 ◯佐地委員長 ただいまから総務委員会を開きます。  今期定例会で本委員会に付託されましたのは、議案第117号 平成21年度静岡市一般会計補正予算(第2号)中所管分外3件であります。また、報告事項が4件あります。  審査に先立ち、委員皆さん説明員皆さんにお願いしますが、委員会記録作成関係から、発言の際は必ずマイクを意識して発言くださるようお願いします。  なお、特に反対の立場での討論がない場合の採決は、簡易採決で行いますのでよろしくお願いします。  それでは、審査に入りますが、審査順序といたしましては、当局からの説明を聞いた後、質疑に入ります。  その後、意見・要望、討論を述べていただき、採決を行います。    ────────────────────────────────── 2 ◯佐地委員長 議案第117号 平成21年度静岡市一般会計補正予算(第2号)中所管分外議案第123号、137号及び141号の4件を一括議題といたします。  当局の説明をお願いしますが、説明の順序につきましては、さきに議案第117号の一般会計補正予算(第2号)中所管分説明をしていただき、その後、議案第123号、137号の説明、最後に議案第141号の一般会計補正予算(第3号)中所管分の順で説明をお願いしたいと思います。  それでは、よろしくお願いいたします。             〔当局説明〕 3 ◯佐地委員長 ただいま説明のありました4件について、一括して質疑を行います。  発言の前に、どの議案に対するものか述べてから、発言していただくようお願いします。  それでは、質疑がありましたら、どうぞ。 4 ◯望月委員 一般会計補正予算の中で、例の還付の関係で9億がありますけれども、当初は30億の繰越財源を投入して、今回9億ということで、見込み的には繰越財源、今、わかる範囲でどのぐらい残っているのか。あるいは、今後その繰越財源をどんなところに充当していくのかを聞かせてください。 5 ◯大場財政課長 繰越財源見込み額でございますが、今の段階でいくと50億ちょっと見込んでおります。今後充てる部分でございますが、繰り越し事業費財源でございますか。 6 ◯望月委員 あり得る部分。 7 ◯大場財政課長 今回、繰り越しの総額が180億程度、建設事業でございますが、見込んでおりまして、その財源に充てる部分を引きまして、50億強の繰越金を見込んでおります。 8 ◯佐地委員長 活用予定というか、考え方的なものというのは知りたいでしょう。
    9 ◯望月委員 当初で30億充当していますよね。今回、9億ですよね。一応50億ということになると11億ぐらいが──まだ正式に決算されていないのであれなんですけども、そのぐらいということでの財政運営上、そういう部分の対応と、今後の繰越財源を使うか使わないかということというのは、どういう状況が発するかわからないけれども、大丈夫かということを含めて。 10 ◯大場財政課長 今後の補正見込み部分になろうかと思いますが、今の段階補正として、まず、私どもとして必要かなと思っている部分でございますが、当初、財政調整基金等、かなりの基金を取り崩しております。そういったことで、今後、安定した財政運営をしていくためには、財政調整基金等基金への戻しをしていかないと来年度以降の財政運営が厳しくなろうかなと思っております。  それから、基本的には年間予算を計上しておりますので、緊急を要するようなものというふうな部分補正をしていく予定でございます。現段階では大きな歳出予定というのは聞いておりません。 11 ◯望月委員 次に、繰越明許関係ですけども、事前に財政から繰越明許の数字をいただいておりますけども、漸増というか、近年、繰越明許額がふえているという状況があるということと、今回の66億余の緊急経済対策というか、臨時交付金経済危機の総額が66億ぐらいあるということを含めて、年度内執行ということが第一ではありますけども、繰越明許のあり方というか、最終的にどうなっていくかということについて伺いたい。 12 ◯大場財政課長 基本的には年度内執行予算の原則になっております。そういった中で、景気対策等の事業を年度の途中でかなり追加しているということで、20年度につきましては、現在、総額で290億余の繰り越しが見込まれております。ただ、そのうち、定額給付金に係る分が大体115億ほど、それから、子育て応援手当関係が3億余というふうなことで、19年度が総額で175億ほどですが、この分を引きますと、ほぼ同額の180億程度でございます。そういった部分繰り越しの額、総量としては多いのですが、ある意味でいきますと、繰り越しがこれ以上ふえるというふうな状況では、今の段階ではございません。  景気対策を考えますと、こういった事業の執行を速やかにやる必要があろうかと思っておりますので、各担当部局に対して、速やかな執行をしていただいて、景気対策に結びつくような形の予算執行をお願いしていきたいと考えております。 13 ◯佐野委員 それでは、何点か質問させていただきますけれども、最初に市税予定納税関係のことをお伺いしたいと思うのですけれども、1つ目は、ことしの11月の予定納税というのはどのくらい見込んでいるのですか。つまり、去年の影響というのを、今の段階でどんなふうに受けとめて9億を出しているかということです。説明の中では、機械的に計算をして、こういうふうになっているので、今回はという説明がございましたけれども、このあたりは11月の予定納税については、この機械的な方法を使っていくのか、あるいはこれから以降、景気の変動が税にはね返ることは十分考えられますので、そのあたりは新たな手法、つまり去年の今ごろだったら、企業は空前の利益というふうに言われていたわけですよね。ところが、夏を越したら、一気に原油から始まりまして、がたがたがたっというふうな、そしてリーマンブラザーズの破綻をということで、底打ちもそうですけど、回復過程も今までのような穏やかな形にはならないであろうというふうな見込みがあるわけですけれども、そういう中で、各自治体が税を想定する手法というのは、これまでと同じなんですか。変わるのですか。そうでないと、毎回こういうことが、当初あるいは補正でという、がたがたがたがたしたことが起こるんではないかと思われるのですけれども。今までにはなかったことなので、お伺いをしたいと思います。 14 ◯高泉納税課長 ただいまの御質問でございますけども、その前段といたしまして、今回、7億円の当初予算に対して9億ということで、何だと言われるのはごもっともかと思われます。ちょっとその前に聞いていただきたいのは、実はこの還付金、いわゆるこの予算ですけども、平成16年からはずっと4億円で推移しておりましたが、例の突発的な銀行の問題等ございまして、その都度補正はやっておりました。お願いした経緯はございますけども、ずっと4億円で推移しておりました。ところが、今回、そういうもろもろの不安材料があることから、9月までにつきましては、その還付実績に基づいて出しまして、その後10月以降につきましては、その推計、それと過去2年間からの増加率、そういったものを見込んで、平均値である115%というものを乗じまして7億円という当初予算を──それにしても、4億から7億ですので、多めに組んだわけでございます。ところが、その後、急激な、これは本当に経済学者もなかなか予想がつかなかった、100年に一度と言われるような規模の経済情勢の悪化ということは、やはり予想がつかなかったということで、いたし方がない現状だということで私どもは考えております。  今後につきましては、経済安定化の中で企業の回復、特に今回、製造業が非常に大きなダメージを受けております。そういう中で、今、底を打って、また鉄鋼などもかなり持ち直しているというような傾向はございますけれども、これが安定化していくということはもうちょっと先になろうかと思いますけれども、そこらは着実に経済動向世界情勢なんかを見ながら、還付金などの積算に当たってまいりたいというふうに考えております。今現在ではその程度のことしか説明できませんけども、余りがたがたした経済の中で、このような当初予算を上回るような補正というものは極力ないような努力を最大限してまいりたいと考えております。 15 ◯佐野委員 納税課長さんにお伺いしたかったのは、そういうことじゃなくて、11月の予定納税算出方法、これは旧来型をとるのですか。それとも、前年分がことしの4月1日に確定するわけじゃないですか。そのもとで、どういう計算式を使って11月の予定納税は出しますかということなんです。それが前年型のやり方でしょう。ところが、こんな状況というお話がありましたので、今回の予定納税の出し方は今までとは違う方式を採用されるのですか。つまり、もう既に本会議の中でも未納額市税では85億という数字が出ておりますけど、そうなりますと、前年確定分というのがどの辺までの数字を押さえていて、それを11月のときにはどんなふうに想定しているのですかということをお聞きしたかったのです。 16 ◯高泉納税課長 的を射ているかどうかわかりませんけども、法人市民税予定納税の制度に関することだと思いますけれども、前年の法人市民税が確定いたしますと、中間申告の義務のある法人は前年度の実績の半額を予定納税するということになっております。そしてその後、決算を経て確定申告を行うことになりますけども、前年と同額であれば、要するに半分入れてあるから、半分入れてという形になっていくわけですけども、たまたま前年より半分になってしまったら、先に払い込んだ予定納税の額だけで済むわけですね。ところが、それが50%を切ってしまったら赤字になっちゃう、0%までの間については還付になるわけですね。いずれにしても、法人市民税の今後の見通しにつきましては、まだ十分掌握していないということと、まだ期限が来ていないということもございますから、今の段階では、1つは税法にのっとったやり方でしか対応できないのじゃないかなというふうに考えています。特別にもうちょっといいものが、または国から特別な指示があれば、そういうふうな柔軟な対応もできようかと思いますけども、今の段階では税法にのっとった従来型のやり方でしかできないのではないかなというふうに考えております。 17 ◯杉本税制課長 恐れ入ります。補足の説明をさせていただきたいと思います。  20年3月末に決算を迎えた法人はたくさんあると思いますが、その中で赤字の法人は11月の中間納付に関しましては納付がありませんので、その差し引きの部分で今回9億ほど足りなくなったというふうなことでございます。 18 ◯佐野委員 半分はわかりました。伺いたかったのは、そうではなくて、従来型で計算した場合に11月には納付があるのですか、ないのですか。ある程度の額は出てくるのですか。それはどこまで確定されていて、この後どの段階納付することになるのか、あるいは納付はないのかということを確定するかということを伺いたかったのです。多分旧来型の方法でやると、去年のように前半がよくて後半が悪かった年というのは、翌年の予定納税はどうなるのかということは想像しているのではないのですか。どの段階まで来ているかということを伺いたいのです。予定納税があるのかないのか。そういうことぐらいはわかるんじゃないですか。 19 ◯佐地委員長 納税課長さんと税制課長さんがお話をしたことと佐野委員さんとのやりとりしていることがちょっとかみ合っていないような感じがするのですが、さっき答弁があった税法にのっとったやり方でやらざるを得ないという話をされている……。              〔佐野委員「ことしの4月に確定があるのか。ことしも予定               納税があるのか、そうでないと財調に戻せるかどうかわか               らない。」〕 20 ◯佐地委員長 まだ計算してなかったら、あれだけどね。  これは後でやりましょう。佐野委員、ほかの質問はありますか。23号議案以外。 21 ◯佐野委員 御配慮ありがとうございます。それでは、137号、工事請負契約日本トーター大型映像装置のことをお伺いしたいのですけど。ごめんね、私、本当に競輪のことはよくわからないものですから、教えてください。  この間見せていただきました今あるものは、どこのものなのですか。平成10年に設置したものですけれども、その大型映像装置はどこ製のものなのかというか、どこが請負人になって入れたものですかというのが1つと、今回入れる大型映像装置メーカーはどこですか。日本トーターというところがつくっているようにも思えないんですけれども、どこかのメーカーのものですか。まず、それを教えてください。 22 ◯牧野公営競技事務所次長 以前のは競輪場の横にあります三菱電機で、今度のは日本トーターが受けまして、その機種は赤見電機です。 23 ◯佐野委員 ありがとうございます。  その大型映像装置耐用年数ってどれくらいですか。つまり、減価償却をするとしたら、何年償却のものなのでしょうかね。今までのがちょうど10年だから更新をしますよということですけれども、こういうものは大体10年ぐらいしかもたないものなんですか。それをお伺いしたいと思います。ということは、更新をしていかなきゃならないわけですけれども、映像装置の中で今後もう既に更新計画を立てていらっしゃるんですか。 24 ◯牧野公営競技事務所次長 以前のはブラウン管方式映像をやっていまして、今度はLEDといって新しい液晶テレビでやっています。それで、以前のは部品が10年はないと思います。保証はないのですよね。今度のは長く修繕の部品はあります。ですから、ブラウン管LED方式で違うと思います。 25 ◯佐地委員長 今回の耐用年数というのは。 26 ◯牧野公営競技事務所次長 今度のは機種が発光ダイオードで、10年以上は続くと思います。今のは部品がないんです。パーツを取りかえてやっているものですから。全国から集めてやっている方式をとっていますので。 27 ◯佐野委員 ありがとうございました。  今までのブラウン管方式三菱製のものは、年間で部品をかえたりとかという維持管理費はどれぐらいかかっていて、今回の発光ダイオードLED方式は、多分これから以降メンテナンスをしていくと思うのですけれども、どれぐらい想定されるんですか。例えば入れる金額は3億くらいだけれども、物によっては、後からすごくかかるものもあれば、あるいは最初の投資は大きいけれども、余りメンテナンスはかからないというふうなものがあったり、機械物は性格が個々に違うわけですけれども、今度の日本トーターのものを契約しようとしているのには、それなりの利点というものもあるだろうし、あるいはまた欠点というものもあるだろうと思うんですけれども、そのあたりのことを少し御説明を願えませんでしょうか。あれって、確か雨ざらしか何かでしたよね。よくわからないのですけど、大丈夫ですか。 28 ◯牧野公営競技事務所次長 以前の修繕は800万から900万円くらいかかっております。今度のは一般的な定期メンテナンス業者委託で全部やらせていますので、うちのほうに瑕疵がある場合には、うちのほうでやって、ほかの定期点検消耗品についても向こうで委託のほうで全部やるもんですから。 29 ◯佐野委員 これは何年ぐらい。 30 ◯牧野公営競技事務所次長 メンテナンス関係は、1年1年、年間契約でやっているものですからね。今度のは故障も少ないということでやっています。ブラウン管方式と全然違うものですから、3年間。 31 ◯佐野委員 すみません、もう少し伺わせてください。  日本トーターが全国の競輪場47場の約56%の運営業務包括委託を受けているという、競輪場の業務については最大の企業なわけですけれども、静岡市も去年から、この包括的民間委託日本トーターにお願いしているわけですけれども、800万から900万は全体の包括的な民間委託の中、従業員の管理から開催業務の中には、この大型映像装置維持管理費は入っていない、これから入っていくということですか。 32 ◯牧野公営競技事務所次長 それは入っております。 33 ◯佐野委員 そうしますと、先ほど、今回の約3億近くは3年間保証期間があって、この中に全部入っている。つまり、包括的民間委託には、この分の維持管理はプラスアルファされないというふうに理解されるわけですけれども、そういうことですか。  それと、去年とことしと来年、3年間が日本トーターに対する包括的民間委託の期間でありまして、多分その成果を見て、これからどうするかということになるのですけれども、実際には民間委託の評価をして、例えばこういう機種の物を入れておいて、日本トーター以外の全く違うところがやることになった場合はどういうことになるのですか。それはそれとして、また別計算をするような格好になるのですか。ということになると、浜松オートもそうですけど─競艇は多いですよ。オートレースも多いですよ。ところが、競馬はそうじゃないということらしいのですけれども、そうすると、一たんこういう機種のものを入れてしまうと、あとの映像を送ってもらう、それがほぼ仕事の大半のような内容だと思うんです。そうすると、一たんそういうのが入ったら、もうほかは現実的にはなかなか受けられない。そんなことはなくて、もっと互換性があるものですか。包括的民間委託には何の障壁にもならないものですか。 34 ◯牧野公営競技事務所次長 この大型映像装置の工事は単体で発注したもので、開催業務の委託との関連性はございません。メンテナンスについても、日本トーター以外の業者が入っても全部できます。 35 ◯佐野委員 契約と余り関係ないかもしれませんけれども、こうした設備の更新、先ほどの機器の更新の計画とも関係をしてきますし、この間、現場の説明の中でも、あとどういうところに設備投資しなければならないのかという、常に更新時期が来るじゃないですか。ということがありますけれども、実際、今わかっている更新計画と、設備の基金を持っていると思うのですけれども、その残高が今どれぐらいなのかということを教えていただいて、この項の質問は終わります。 36 ◯牧野公営競技事務所次長 あと2期、3期の設備計画を併せて考えております。それで、20年度末に基金が約20億残っています。それで対応して、まだちょっとありまして、いろいろ考えなきゃいけないということで、時期を延ばすということも考えております。 37 ◯杉本税制課長 先ほどの法人市民税中間納付についてでございます。年度末を控えた決算法人は延長申請を出すものですから、全体がまだ出てきておりません。ですから、11月の中間納付額が幾らだと言われても、まだ答えるわけにいきませんが、予算上、私どもが見ていますのは、平成20年が151億、平成21年が109億ということで、40億くらいの減を見ております。一番困ったのは新年度に対する予算の計上時期でございますが、予算計上時期は今言ったような支払いの部分が9月になります。あと収入見込みの算定を出すのが、ぎりぎりまで引っ張って、12月から1月あたりまで引っ張っちゃう可能性があるのですね。そのあたり税務当局で連携がとれていなかったということもあるものですから、そのあたりはこれから勉強させてもらいたいと思います。 38 ◯佐地委員長 いい御答弁ありがとうございます。 39 ◯佐野委員 ことしの3月、つまり5月提出ですけれども、今つかんでいる数字でどのくらい落ちているのですか。 40 ◯高泉納税課長 ただいまの件でございますけども、申告のあった2,533件のうち、今回の補正に当たって110件ピックアップいたしました。その後、どのくらいマイナスになったかということでございますけども、平均しますと19%の落ち込みでございます。ですから、今回の調査でいきますと、その程度。これは比較的小さいところでございますけれども、110社で見ますと、金額的には1億1,122万6,000円という数値が出ています。あと、大手のほうは別になりますけども、現在、掌握しているところはそういうところでございます。 41 ◯佐野委員 そうしますと、さっきの大場財政課長の話を聞いていると絶望的な感じがしてきているのですよね。繰越財源は50億くらいだけれども、随分使いましたでしょう。そして、税のほうは40億ぐらい下がるであろう。そして、ことし3月にどのくらい落ちているかを見ますと2割ぐらいということになると、11月の予定納税はなかなか厳しいだろう。未納が85億だという数字を聞いていますと、今は景気が底を打ったという言われ方を若干されているようになっていますけれども、税の担当のほうからは景況見通しは決してよろしくないというふうなことなんですか。つまり、後追いだから、まだこれから上がっていくかもしれないけれども、今の段階では、3月末から3カ月たっているけれども、景気が上向いてきているのではなかろうか、あるいは9月の財政健全化指標等々を見ていけば、我が市は財調を戻し入れて、来年度の予算編成はことしほど大変ではないであろうなんていうことは、全然見通しは出てこないということなんですかね、今の段階では。どんなあたりですか。財政でもいいし、納税課でも結構ですので、答えていただけるとありがたいです。私は、ことしはもっときついのじゃないかなという感じがしているのですけれども、どうなんですか。税が毎日のように納付されたり、その動きを見ていると、そんな展望は地方都市では余り出てこないんじゃないかという感じがするのですけど、どうなんですか。 42 ◯佐地委員長 厳しいことはわかる。答えられるところで。 43 ◯大場財政課長 税の見込みは、今年度の法人市民税は、前年に比べて40億余減額しております。その分につきましては、今年度の部分になっております。還付が発生しましたのは、昨年度、予定納税していただいた分になります。ですから、今年度の影響分といたしますと、法人市民税でいきますと、前年に予定納税する部分と、決算を打った後、残りの半分納税する分でございます。今年度の法人市民税の分につきましては、決算を打った部分になっております。そちらの部分を今の段階で40億余落としてございます。ですから、今年度の決算が大きく割れてくるようなことがなければ、今年度の法人市民税については40億ちょっと減額した部分で対応できるのかなというふうに思っております。ただ、来年度の財源としましての法人市民税がどうなるかという部分は、これから景気がどの程度持ち直すかといった部分がかなり大きいかなと思いますので、今後の経済情勢をしっかり見きわめながら来年の予算編成等に向けていきたいと考えております。 44 ◯佐野委員 そうすると、財政課長が言っているのは、11月のときには100のうちの半分が入ってくるだろうと。ことしは、当初で7億だったけれども、今回の補正で9億、そして16億なんだけれども、こんなことにはならないということですか。今のはそういう言い方だよね。景気はどうなるかわからないけれども、確保はされるだろうと。だから、繰越財源が50億あって、それを何とかしていけば、財調を繰り戻して来年度の予算編成はそんなにきつくはならないんじゃないかと、こういうことですか。 45 ◯大場財政課長 来年度の財政運営につきましては、来年度の市税部分でいきますと、変動が非常に大きいのは法人市民税の分になります。今年度は均等割が20億ちょっとといったような形で、均等割につきましては景気の影響はございませんので、法人の決算に応じて変わる分が今年度の分でいきますと85億程度ございます。ですから、その部分が来年度どうなるかというふうな見込みになるわけでございますが、今回の3月決算の状態が非常に悪いという話がいろいろ報道され出したのは、ことしの1月くらいからかと思います。ですから、来年度の法人市民税がどうなるかというのは今の段階で予測することはできませんが、今年度は景気の影響を受けやすい部分につきまして、かなりの額を落とした状態で臨んでございます。そういった部分でいきますと、ことしとほぼ一緒であれば、今年度、なるべく節約いたしまして、基金等をしっかり戻すことができれば、来年度もできるのかなというふうに考えております。 46 ◯佐地委員長 ありがとうございました。  そのほか。 47 ◯佐野委員 教えてください。先ほど財政部長の説明でよくわからなかったのが、補正予算3号の概要ですけれども、市有財産詳細調査事業75万という新規雇用の2名の給料だけですけれども、これが緊急雇用創出事業、臨時特例対策事業として上げられているわけですけれども、山林を除いた普通財産について状況を調査して財産の活用をということだったと思うのですけれども、具体的にはどんなような調査をするのですか。それと、今、山林を除く普通財産って、どういう分類管理になっているのですか。どんなことをされるのか。活用というのはどういう意味ですか。売却とかそういうことですか。 48 ◯伏見管財課長 市有財産の調査事業につきましては、現在、管財課が所管しております土地につきまして今後の利活用、それは売却も含めてですけれども、それの基礎資料、一つのデータとするために調査するものでございます。具体的には公図の確認、地籍調査図、現地調査等を行うものでございます。 49 ◯佐野委員 雇用期間は確か2カ月でしたよね。これで普通財産の筆数、それから、何筆ぐらいをこのような形でやることになるのですか。その分類も教えてください。山林以外ということは、普通財産はどういうふうなものが何筆なのかということで、どの部分をやって、売却も含む活用ということですけど、どういう状態まで持っていくのですか。所在地確認ということですか。 50 ◯伏見管財課長 調査の件数ということでございますけども、予定としては600カ所、筆数といたしましては1,300筆を予定しております。ただ、これらすべてを調査するものではございませんで、既に私ども課のほうに所有しているものは除いた部分を調査したいということで考えております。  土地の種類でございますけども、1,300筆のうち、貸付財産として630筆、その他雑種地等700筆ございます。 51 ◯佐野委員 私、本当によくわからないのですけれども、市有財産全体の中でどれくらいの部分がこれに該当しているのですか。つまり、今回のが600カ所で1,300筆、貸し付けが630ぐらいで、雑種地が700。全体はどういう簿冊になっているのですか。どんな調査をされるのですか。つまり、公図を確定するのですか。実測かな。図上でやることなのですか。 52 ◯佐地委員長 実質と合っているか合っていないかという話じゃないの。 53 ◯伏見管財課長 管財課が所管しております普通財産、すべてで1,790筆ございます。そのうち競輪場関係が34筆、山林関係が409筆。貸付財産といたしまして632筆、その他の未利用地という部分が715筆ございます。ただいまの内訳のうち、貸付財産の632筆、その他の715筆、合わせまして約1,300筆につきまして、それぞれ公図等を法務局から取り寄せて台帳化するということでございます。台帳として整理して、データとしてストックするというのが今回の目的でございます。その目的といたしましては、今後の土地の財産の利活用の参考にするということでございます。 54 ◯佐地委員長 また普通財産のことで総括質問やってください。  同じ質問ですか。 55 ◯佐野委員 よくわからない。今はどうなっているのですか。法務局に行ってとかって言われると、今は管財課の台帳が未利用地の715筆については、ないということですか。あるけれども、正しいかどうかわからないから、ちゃんと状況の調査をして、売却ができるような状態も含めてするのか。つまり、今の状態だと、まだ権利譲渡をしたりとかということはできないような状態、あるいは、していいのかどうかわからないような状態になっているということですか。  未利用地の問題は包括外部監査の中でも指摘をされている内容だし、貸付地もそうですけれども、財政難の折から売却をといっても売却できないような状態にあるだとか、坪数が合っていないとかということがあって、それはちゃんと管理をするようにという指摘があったのが3年ほど前ですけれども、今の状態というのは、1,790筆の中で台帳として、それが実査とちゃんと合っているかどうかがわからないところが大半の1,300筆あるので、409筆の山林を除くとして、そういうことをしないと活用できない状態にあるということですか、市有地は。 56 ◯佐地委員長 さっき答弁したとおりだと思うんだけど、台帳をつくってストックするという形で管理するよということじゃないの。 57 ◯佐野委員 今はどうなっているか。 58 ◯伏見管財課長 今回の調査におきまして、最新の登記内容あるいは地籍調査図、それらの確認を行いたいと考えております。これにつきましては、現況等が一部変わる可能性もございますので、5年に一度とか、今後ある程度のスパンを置いて、定期的に調査をしていきたいと考えております。今回につきましても、その第一歩を詰めるというとこで。 59 ◯佐地委員長 どうもありがとうございます。  ほかはよろしいですか。 60 ◯小野委員 公用車の環境対策車へのことですけども、今回は国の地域活性化・経済危機対策臨時交付金を使って、これから普通車のハイブリッド車、軽自動車の低燃費車を購入していくよということだけども、市の考え方とすると、今回、国の経済危機対策の中で2,570万という金額が計上されているわけだけども、これが経済対策として出てきて永遠に続くわけじゃないもので、限定版ですから、こういう形の中で、今後、環境に配慮した公用車の購入というか、買いかえというか、この考え方について教えてください。 61 ◯伏見管財課長 公用車の更新につきましては、毎年、計画的に実施しているところでございます。更新は規定の基準、例えば小型車につきましては10年以上または10万キロ走行したものについては買いかえる計画で行っております。そういう中で、今回の補正をお願いするものにつきましては、国の交付金をいただく中で22年度、来年度購入を予定していた車につきまして前倒しで行うものでございます。仮にこのような制度がなくなったとしても、毎年、計画的に環境対応車への更新は行っていくように考えております。 62 ◯小野委員 よくわかりましたけども、今回の場合はハイブリッド車と軽自動車ですか、ここに電気自動車というのは入らないですか。考えていないですか。 63 ◯伏見管財課長 電気自動車につきましては、過去にも実証実験的に販売されたという経緯は承知しております。先般、新聞にも載りましたけども、初めて大量生産するようになったということを承知しております。今後は、その辺の技術革新を踏まえながら、実用化が可能であれば導入することも検討したいと考えております。 64 ◯浅場委員 先ほど税収の還付があるということで、ことし、来年ぐらいはある程度税収も減額を見込んでいるよ、財調を取り崩していけるよって。ことし、来年ぐらいはいいのかなと思うのですけど、これから2次の総合計画に向かっていくわけなんですけど、僕らが非常に心配するのは将来のことでして、総合計画も財政の中期見通しからある程度見込めている部分があるのかなというか、落とされるんじゃないかなと心配しているんですけど、僕ら議会としては極力事業を落としたくないというのが本音のところでして、実は、今回、緊急経済危機対策が国から来ているんですけど、今後の減収分などを国はどういうふうに考えているのか。例えば減収分は交付税で算入するからとか、起債をもっと起こしなさいと言うのかな。多分そこぐらいしかないのかなと思っているのですけど、将来の見通しみたいなものを聞けたらと思っているのですけど。 65 ◯大場財政課長 今後の見通しということでございますが、最初に今年度の分を説明させていただきます。今年度の分につきましては、交付税を算定する時点に比べまして法人市民税等が著しく落ちた場合は、その補てんがございます。今年度対応するといたしますと、減収補てん債という起債になります。それを仮に起こさないとしますと、来年度、交付税を算定する時点の収入より減った分を、来年度以降、交付税のほうで調整していただくような制度になっております。  来年度以降の部分でございますが、来年度の地方全体の計画を地方財政計画という形で立てていくわけですが、その時点で来年度の国全体の税をどういうふうに見込むかという部分で全体のフレームが決まってまいります。そういった中で交付税と税をあわせて対応するという形になってまいります。  あと、総合計画の部分でございますが、総合計画を策定するに当たりましては、今現在の財政状況から、全体としてどんな状況であるかという部分を推計いたしまして、そういったものと計画の整合をとりながら、総合計画等を策定していくということになろうかと思います。 66 ◯工藤委員 先ほどの公用車の話に戻りたいのですが、市民感情の問題だと思うのですが、公用車を2,570万円かけて何台かかえる、ハイブリッド化するということですが、今、市民は自分もハイブリッド車にかえたいという人が多いと思うんですね。車の性能が上がっている中で、先ほどの10年以上、10万キロということの見直しは考えていらっしゃらないのでしょうか。今の車だったら、もうちょっと使えるのではないかと思うし、公用車だけ新しくなるというと、市が見本を見せてくれるという考え方をしてくれる市民もいるとは思う反面、公用車だけよくなるのだろうという反感を持つ市民もいると思うんですね。ですから、公用車の買いかえの規定の見直しと、市民が納得するような買いかえ時期等の説明を、例えば広報に載せるとかというふうな、市民感情を配慮したことは考えていらっしゃらないのでしょうか。 67 ◯伏見管財課長 公用車の更新の基準は、10年以上または10万キロ以上ということでお話をさせていただきました。今回、19台を買いかえの予定ですけれども、3台がハイブリッド車、16台が軽自動車でございます。ちなみに、軽自動車の更新の基準といたしましては、経過年数が7年以上または走行距離10万キロ以上となってございます。ただし、これは最低の基準でございますから、できるだけ経費節減のために丁寧に長期間乗ろうということで、今回更新する車両につきましては、すべて13年以上乗っているものでございます。軽自動車で13年といいますと、長い間使っているのではないかなと思っております。公用車でございますので、できるだけ丁寧に、できるだけ長い時間使うようにしているところでございます。 68 ◯佐地委員長 それでは、質疑を終了します。  次に、要望・意見、討論に入ります。  要望・意見、討論がありましたら、お願いします。 69 ◯安竹委員 それでは、自民党を代表しての要望・意見であります。  今回の補正予算は、御案内のとおり、国の地域活性化・経済危機対策の交付金をどう受けて立つかということであるわけですが、局別事業の概要を拝見すると、きめ細かに当局が努力して、これをしっかり受けて立っているというのが見受けられて、非常に心強く思いました。  特に、新分野である環境の問題やら教育分野のICT化等々、大変きめ細かで、この動きを大変うれしく、これからも自民党としては積極的に支援をしていきたいと思って拝見させていただきました。  ただ、ここで心配するのは、きょう後半で大分税収の減収の問題が論議されましたけれども、今回の景気対策に乗じて予算配分にいろいろ努力していただいたのですが、これが恒常化していくものであってはいけないということ。これが財源規模の拡大につながっていくということも危惧しなきゃいけないと思いますので、その辺については選択と集中ということに十分心がけていただくよう強く要望しておきたいと思います。  全体として非常に努力が見られたことを評価しておきたいと思います。 70 ◯佐地委員長 議案に賛成ということですか。 71 ◯安竹委員 もちろん評価していますので、賛成です。 72 ◯望月委員 新政会も賛成という立場でありますけども、いずれにしても今ありましたように景気対策ということでありますが、当初予算そのものもしっかり事業執行していただいて、今回の公共投資の臨時交付金経済危機対策の臨時交付金、両方合わせると64事業ぐらいありますね。ですから、当初予算もしっかり執行をして、今回の刺激策となる64事業も、できるだけ繰越明許にならないように頑張っていただいて、それが結果として事業効果をあらわし、景気の支えになるということを各職員が思いながら、しっかり事業執行していただくということが第一ではないかと思いますので、そんなことをつけ加えて、終わります。 73 ◯小野委員 公明党としては、この全議案に賛成をいたします。  そして、今、皆様方からお話がございましたように、国の緊急雇用創出事業臨時特例対策事業、そして地域活性化・経済危機対策臨時交付金、こういうものの中でさまざまな角度から当局が配分していただいて、非常に苦労したと思うのです。国からぽーんと来て、この短い期間の中で、これをどうやって使っていくかと苦労したと思いますけども、非常に市民が期待する分野へ、こういう危機対策の配分をされたということについては評価したいと思います。  これから、配分された事業、そしてお金を必ず成果を出していただいて、よかったなという形にしていただきたいことをお願いしまして、賛成をいたします。 74 ◯佐野委員 4つの議案については賛成をいたします。  その上で、私は、不況対策だとか緊急経済対策ということは何度か厳しい時代にさまざまな論理をもって打ち出されてきておりますけれども、今回の経済対策は、理念と言ったらいいのですか、コンセプトと言ったらいいのですか、そこのところが非常に危うくなってきているのではないのかなということすら感じております。時間がないだとか、効果をねらうというふうなことがありまして、早急に取り組みたいと願うばかりに、勢い前倒しになっている事業が随分多いということが大変気になるところです。結果として前倒しになるがゆえに、例えば小中学校の太陽光発電のように、この間ずっと耐震補強をやっていたために、つまり、屋根部分を非常に軽くするということをやってまいりましたから、5トンもするような電池パネルを乗っけることがなかなか困難で、結果として見れば繰越明許になっていく、明許繰越がふえていくというふうなことにもなりまして、名前の割には経済効果というところが市民の目から見ても、あるのかなというふうな、直接回ってくるのかな、事業をやっていらっしゃる方ですら、そういうふうに思っているのが大変気になっているところです。  問題は、今、国と自治体の関係では、もっと解決をしなければならない、とりわけことしのような年にはそのことを議論する必要があるのかなと思いますのは、例えば静岡市が政令市になってずっと問題になっておりました例の直轄国道の負担金、こういう問題をきっちりここで解決していくということが必要だし、そういうことを当局も市長も先頭に立って──このことは当然ずっと言ってきているのだけれども、なかなか声が大きくならない、政治の課題になっていかないというふうな問題になりまして、期待をするものです。  もう一つは、当初予算のときに静岡市は市債の発行額が初めて500億を超しました。今回、こういう格好で、緊急だからということで、また市債がふえるということが続いていきますと、来年度の予算編成をどうしていくのかと考えていきますと、硬直化が随分進んでいると思いますので、私は、先ほど浅場委員さんからございましたけれども、今、第2次総合計画を策定している、来年からスタートするわけですので、やはりここのところで市民の納得が得られるわけですから、大きく転換をする必要があるかなということを、あわせて見直しのことも含めまして要望いたしまして、議案には賛成いたします。 75 ◯佐地委員長 ほかに要望・意見、討論はないようですので、これより採決を行います。  特に反対討論はありませんでしたので、全議案を一括して簡易採決にてお諮りします。  議案第117号外3件は可決することに御異議ありませんか。
                〔「異議なし」〕 76 ◯佐地委員長 御異議なしと認め、議案第117号外3件は可決すべきものと決定しました。  以上で議案審査を終了いたします。  残る報告事項関係のない説明員の方は退席をしていだたいて結構です。             〔関係説明員退席〕    ────────────────────────────────── 77 ◯佐地委員長 次に、報告事項に移ります。  1)番、2)番、低入札価格調査結果についての関連の2件について、一括して当局から報告をお願いいたします。 78 ◯海野契約課長 今回は平成20年度末から平成21年度当初に発生いたしました低入札案件4件に係る審査結果及び平成19年度から20年度に低入札価格調査の対象となった工事4件の完成結果につきまして報告申し上げます。  まず、低入札価格調査についてですが、これは予定価格1億5,000万円以上の工事及び入札者から技術提案を求めます総合評価競争入札に係る工事に適用されるもので、これらにつきましては受注者側の工夫によりコスト削減の余地もあるだろうとの考え方のもと、金額だけによる、いわゆる一発失格とはせず、入札者からのヒアリングを行って契約の可否を決定するものであります。  まず、低入札調査の結果について報告申し上げます。  多少ページが前後いたしますが、お許しください。  1ページをお願いいたします。  工事名は、仮称両河内学校給食センター建築工事で、工事場所及び概要は記載のとおりであります。  入札方法は、総合評価一般競争入札で、入札日は本年2月26日です。  2ページをお願いいたします。  この入札には4者が参加し、総合評価ですので、開札の結果、評価値が最も高かった、一番下、株式会社積志工業社の入札価格が調査基準価格を下回っていたため調査対象としたものであります。  1ページをお願いいたします。  表中段の少し下、予定価格、調査基準価格及び入札価格は、ここに記載のとおりで、入札率は78.74%であります。  3ページをお願いいたします。  同社がこの価格で入札をいたしました理由としては、1つ目、近隣工事の施工実績から現場周囲の様子を把握しており、また、今回の工事が比較的施工しやすいものであったこと。2番目、自社社員及び協力業者の仕事の確保、会社のイメージアップ及び実績づくりのために受注をしたかった。3番目、左官工事等を自社施工することによる直接工事費の削減。このようなことが挙げられております。  2から8の手持ち工事の状況から労務者供給の見通しにつきましては、それぞれに記載のとおりであります。  9の下請予定者は17者ございまして、下請予定額は9,832万9,000円です。下請予定各者から聞き取り調査を行いましたところ、それぞれ通常の見積金額であるとの回答を得ております。また、これらの業者と積志工業社に関して、支払いに関するトラブルはなかったとのことでありました。また、配置予定技術者、経営、信用状況等は記載のとおりで、特に問題はありませんでした。  次に、2件目ですが、5ページをお願いいたします。  工事名は、城北浄化センター曝気槽散気装置更新工事で、工事場所及概要は記載のとおりであります。  入札方法は、技術資料提出型制限付一般競争入札で、入札日は、本年2月26日です。  6ページをお願いいたします。  この入札には3者が参加し、開札の結果、最低価格者である荏原実業株式会社の入札価格が調査基準価格を下回っていたため、調査を実施したものであります。  5ページにお戻りください。  表中段少し下の予定価格、調査基準価格及び入札価格は記載のとおりで、74.68%の入札がございました。  7ページをお願いいたします。  同社がこの価格で入札した理由としましては、今期の受注目標の達成、2つ目、施工技術の蓄積、3番目、今後増加が予想されるこの種の工事について実績づくりをしたかった、そして4番目、協力会社からの機器の安価な購入ができた、というようなことが挙げられております。  2から8の手持ち工事の状況から労務者供給の見通しにつきましては、それぞれに記載のとおりであります。  9の下請予定者は2者で、予定額の合計は4,880万円です。それぞれの下請予定者から聞き取り調査を行いましたところ、こちらも通常の見積もりをしたということでありました。また、荏原実業株式会社との間に過去に支払いに関するトラブルはなかったとのことでありました。  また、配置予定技術者、経営、信用状況についても、問題を認めませんでした。  次に、3件目ですが、8ページをごらんください。  工事名は、清水三保第一小学校体育館建築工事で、工事場所及び工事概要は記載のとおりであります。  入札方法は、総合評価一般競争入札で、入札日は、本年3月12日です。  9ページをお願いいたします。  この入札には4者が参加し、開札の結果、これも総合評価一般競争入札ですので、評価値が最も高かった株式会社山梨組、こちらの入札価格が調査基準価格を下回っていたため、調査対象としたものであります。  8ページにお戻りください。  表中段少し下の予定価格、調査基準価格及び入札価格は記載のとおりで、83.45%の入札がございました。  10ページをお願いいたします。  この価格で入札した理由としましては、この小学校の校舎関係の工事実績を持っていることから、同社にとっては施工しやすいものである一方、公共施設でのこの種の工事の実績づくりをしたかったこと。それから2番目、本年度の当初工事として社員及び協力会社の仕事確保。3番目、自社職人による直接施工を行うことにより、コストの削減に努めた。このようなことが挙げられております。  2から8の手持ち工事の状況から労務者供給の見通しにつきましては、それぞれに記載のとおりであります。  9の下請予定者は15者ありまして、下請予定額の合計は1億573万6,000円です。下請予定各者から聞き取り調査を行ったところ、通常の見積もりをしたということであります。また、山梨組に関して、過去、支払いに関するトラブルはなかったとのことでありました。  また、配置予定技術者、経営、信用状況等にも特に問題を認めませんでした。  次に、4件目です。12ページをお願いいたします。  工事名は、静岡競輪場大型映像装置更新工事で、工事場所及び概要は記載のとおりであります。  入札方法は、指名競争入札で、入札日は、本年5月13日でした。  13ページをお願いいたします。  この入札には6者が指名され、3者が参加。開札の結果、最も入札金額が低かった日本トーター株式会社が調査基準価格を下回っていたため、調査を実施したものであります。  12ページをお願いいたします。  表中段少し下の予定価格、調査基準価格及び入札価格は記載のとおりで、81.9%の比率の入札がございました。  14ページをお願いいたします。  この価格で入札をした理由としましては、仕事の確保、シェア拡大と実績づくり、同種商談への今後の波及効果への期待。それから2番目、同種工事の実績とノウハウを生かしてのコスト削減、協力会社と連携しての各構成機器の安価な購入。それから、静岡競輪場内に事務所があることから、一般管理費等が一部削減できる。このようなことが挙げられておりました。  2から8の手持ち工事の状況から労務者供給の見通しにつきましては、それぞれに記載のとおりであります。  9の下請業者は1者で、聞き取り調査を行ったところ、通常の見積もり金額とのことでした。また、日本トーター株式会社に関し、支払いに関するトラブルは今までなかったとのことでありました。  配置予定技術者、経営、信用状況は記載のとおりで、特に問題を認めませんでした。  以上、各契約についての調査結果は、1及び2の案件につきましては3月17日、3の案件につきましては3月26日、4の案件につきましては5月28日、それぞれ開催の契約審査委員会に付し、いずれも適正な履行が見込まれ、かつ公正な取引の秩序を乱すおそれがないと判断されたため、それぞれの入札者を落札者として決定し、仮契約を含む契約の締結を行ったものであります。  次に、以前、低入札価格調査の対象となった工事4件の完成状況につきまして報告申し上げます。  15ページをお願いいたします。  工事名は、油山処理区汚水処理施設機械設備工事、請負人は、住友重機械エンバイロメント株式会社です。  この工事は、昨年3月5日の技術資料提出型制限付一般競争入札において、65.89%の低入札価格での応札があり、契約審査委員会の審議を経て、同月3月28日に契約を締結したものであります。  施工状況につきましては、工事成績は78点で、20年度の水道施設工事の平均点79点と比較しても特に劣るものではなく、施工体制、施工計画書、監督員の検査・確認、施工体系図等の掲示におきましても、問題はありませんでした。  下請の状況につきましては、下請負人1者、再下請負人1者からの構成となっており、それぞれにヒアリングを行いました。その結果につきましては、17ページに記載してございますが、契約どおり下請負代金の支払いがなされ、元請負人への評価も、施工の指示、現場の段取り等について適切に行われ、苦情等はありませんでした。  18ページをお願いいたします。  工事名は、三保羽衣参道整備工事、請負人は、公南建設株式会社です。  この工事は、昨年7月31日の総合評価一般競争入札において、64.32%の低入札価格での応札があり、契約審査委員会の審議を経て、翌8月22日に契約を締結したものです。  施工状況につきましては、工事成績が79点。これは20年度の土木一式工事の平均点77点と比較しても、優秀な工事成績であると申し上げることができます。  施工体制、施工計画書等の点につきましても、問題はありませんでした。  下請負につきましては、下請負人4者、再下請負人2者からの構成となっており、それぞれの下請負人からヒアリングを行いました。その結果につきましては20ページに記載してございますが、契約どおり下請負代金の支払いがなされ、下請負人から元請負人への評価も、施工の指示、現場の段取り等について適切に行われていたということで、苦情等はございませんでした。  21ページをお願いいたします。  工事名は、清水北部浄化センター水処理系脱臭設備機械設備更新工事。請負人は、荏原実業株式会社であります。  この工事は、昨年8月27日の技術資料提出型制限付一般競争入札において、61.44%の低入札価格での応札があり、契約審査委員会の審議を経て、10月2日に契約を締結したものであります。  施工状況につきましては、工事成績が78点で、これは平成20年度の機械器具設置工事の平均点78点と一致しております。  また、施工体制、施工計画書、監督員の検査・確認等につきましても、問題はありませんでした。  下請負の状況につきましては、下請負人1者、再下請負人5者からの構成となっており、それぞれの下請負人からヒアリングを行いました。その結果につきましては、23ページに記載してございますが、契約どおり下請負代金の支払いがなされ、下請負人から元請負人への評価も、施工の指示等も適切に行われ、特に苦情等はございませんでした。  24ページをお願いいたします。  工事名は、油山処理区汚水処理施設電気設備工事。請負人は、同じく荏原実業株式会社です。  この工事は、昨年10月9日の総合評価一般競争入札において、58.39%の低入札価格で応札し、契約審査委員会の審議を経て、同月31日に契約を締結したものであります。  施工状況につきましては、工事成績が79点。これは、20年度の電気工事の平均点77点と比較しても優秀な工事成績でありました。  施工体制、施工計画書、監督員の検査・確認、施工体系図等の掲示などにおきましても、問題を認めませんでした。  下請負の状況につきましては、下請負人2者、再下請負人1者からの構成となっており、それぞれヒアリングを行っております。その結果につきましては、26ページに記載してございますが、契約どおり下請負代金の支払いがなされ、下請負人から元請負人への評価も適切に行われ、苦情等はございませんでした。  以上でございますが、この低入札関係の案件につきましては、その発生時及びそれぞれの工事完了時に適宜この委員会でまた報告をしてまいります。  以上でございます。よろしくお願いいたします。 79 ◯佐地委員長 どうもありがとうございます。  質疑がありましたらどうぞ。 80 ◯佐野委員 最初の調査結果報告のところの工事名4番目、もう今議決いたしましたけれども、3点伺いたいのです。  1つは、これだけですよ、辞退があったのは。3社が辞退されていますけれども、その理由がわかっていたら、教えてください。  それから、この14ページの、静岡競輪に事務所があり、つまり、小鹿二丁目9-1に日本トーターが事務所を持っているということが調査結果として報告をされているわけですけれども、いつからなんですかというのが1つと、もう一つは、これが入札理由になるんですか。それだと、結局、そういうところが有利になっていくということになるわけですけど、ほかにはそういう事例がないものですから、わざわざ契約審査委員会がこのことを入札した理由というふうにしているのは、どういうことかなというふうに思いまして、この3点を伺います。 81 ◯海野契約課長 辞退の理由ですが、今、電子入札で行っているものですから、辞退の理由については通知、連絡等ございません。  それから、事務所の関係と契約理由の関係をまとめてお答えいたしますが、御承知のとおり、ここは包括委託を受けておりますが、今回お話がありましたのが、この表現ですと大きくなってしまいますが、話を聞いたところ、ファックス、通信費等がここに設置しているものを使えるくらいですので、特に金額的には大きく響いたということは考えておりません。一応、業者からのヒアリングの際にも、この面はさほど強調されておりません。             〔工藤委員「事務所があるということは、日本トーターの工             事用の仮設事務所が既にあったということではなくて、工事             のときには仮設事務所が必要になるけれども、競輪場の事務             所を仮設事務所のかわりにするので、工事のときにつくらな             くてよかったということでしょう。それで安くなったという             ことでしょう。」〕 82 ◯海野契約課長(続) ありがとうございます。今おっしゃっていただいたとおりでして、普通ですと、この中に工事事務所をつくらなければいけないのですが、たまたまここが包括の請負先であったために、結果的にここの部分があるので、スペースをつくらなくて済んだということであります。ただ、その効果としましては、先ほど申し上げたとおり、ファックス等の利用ができるということで一応話は聞いております。
    83 ◯佐野委員 後で資料を出していただきたいのですけれども、要するに、これは日本トーター競輪場のほうで出していただくことになると思いますけれども、競輪場事務所を使用している契約関係、これをお出しいただきたいと思います。わざわざ契約審査委員会がそこに、要するに入札参加者の事務所がある云々を列記をするほど、あるいは入札の理由になるようなことなのかというのは、私は何となく釈然としないところもあるわけですけれども、実態として競輪場日本トーターとの間での包括管理委託契約の中で、どういう形で事務所を設置しているかという資料をお出しいただけますでしょうか。 84 ◯佐地委員長 次に、3)訴えの提起(所有権移転請求権仮登記の本登記手続請求事件)について簡単に報告をお願いします。 85 ◯高泉納税課長 ただいまの訴訟事件について御報告申し上げます。  本件でございますけども、平成20年12月10日付で静岡市内の市街化調整区域にございます農地に関して、原告7名が、おのおの当該農地の登記名義人と静岡市の双方を被告として7件の訴訟を提起したものでございます。  原告らは、昭和43年から昭和54年にかけて、登記名義人の亡父から当該農地を農地法第5条の許可を停止条件として買い受けたと主張しておりますが、登記は仮登記の状態のままになっております。そのため、登記名義人に対しては、仮登記から本登記への所有権移転手続を求めるとともに、静岡市に対しては、本件土地に滞納処分としての差し押さえが入っていることから、本登記手続への承諾を求めることを訴えの趣旨としております。  訴訟の進行状況でございますけども、まず、1件につきましては、原告が訴えを取り下げ、ほかの6件につきましては、静岡地方裁判所において審理中でございますが、引き続き政策法務課及び関連課と調整しながら、被告訴訟代理人とともに的確な対応をしてまいりたいと考えております。 86 ◯佐地委員長 どうもありがとうございます。  次に、4)訴えの提起(政務調査費返還請求権行使請求事件)について、当局から報告をお願いします。 87 ◯成澤理事(議会総務課長事務取扱) 平成21年5月28日付をもちまして、政務調査費返還請求に係る住民訴訟が提起されましたので、御報告をいたします。  当事者につきましては、原告は、市内葵区在住の男性で、情報公開を求める静岡県民の会の会員、被告は静岡市長でございます。  事件の概要についてでございますが、原告は、市が支出をした平成19年度の政務調査費のうち、2つの会派に使途基準を逸脱した目的外支出があるとして、市の執行機関である市長は、これら2つの会派に対し、返還請求権を行使するよう求めたものでございます。  第1回の口頭弁論は、平成21年7月2日、明後日木曜日の午後4時に静岡地方裁判所で開かれる予定です。  今後の対応でございます。訴訟代理人弁護士とも協議をいたしまして、市として適切に対応をしてまいりたいというふうに考えております。  以上、御報告申し上げます。 88 ◯佐地委員長 ありがとうございます。  よろしいですね。  報告事項は以上でございます。  説明員の方、どうもありがとうございます。退席していただいて結構です。             〔説明員退席〕    ────────────────────────────────── 89 ◯佐地委員長 引き続いて、管外視察についてであります。  お手元の総務委員会視察日程(案)をごらんください。  日程については、さきに内定していただきましたとおり、7月22日(水)から24日(金)までとし、視察先は横浜市と宇都宮市、秋田県の御内諾をいただいております。日程表は、先日、作成中のものをお配りしましたが、電車時間等が確定した後に改めて最終決定の案をお配りいたしますので、よろしくお願いいたします。  お手元に視察項目に関係する資料をお配りしましたので、これらもごらんいただく等、また、当日、電車の中でお読みいただくよう持ってきていただければ幸いです。  また、お手元にお配りました「委員会の視察報告書作成について」という通知が、昨日、議長からありました。内容は、委員会の視察報告書作成に当たって参加した委員皆さんから意見・感想・所感の提出をいただきたいということであります。今までは委員長が報告を出していたのですけれども、僕の個人的な意見としては、1行なりとでも結構ですので、視察に行った後の意見・感想・所感について簡単に視察後、速やかに議会事務局のほうに提出いただけるよう、私からお願いをさせていただきます。よろしくお願いいたします。  なお、委員会視察の派遣承認要求などについては、委員長におきまして、議長あてに申し出ておりますので、御承知おきいただきたいと思います。    ────────────────────────────────── 90 ◯佐地委員長 以上で本日の日程はすべて終了しました。  どうも御協力ありがとうございました。  総務委員会を散会いたします。                   正午散会   総務委員長  佐 地 茂 人 Copyright © Shizuoka City, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...